ちっちゃいけどパワフル。いつも元気いっぱいの現役獣医師が、厩舎や牧場のごく普通の日常をご紹介します。
アメリカ馬臨床獣医師学会・特別講演
2013年12月18日 (水) | 編集 |
12月7日~11日まで開催されたアメリカ馬臨床獣医師協会(AAEP)学会

場所はテネシー州ナシュビル

会場はホテルを含む巨大施設

ゲイロード・オプリーランド・リゾート&コンベンションセンター

屋内のガーデンも

すっかりクリスマスでした

学会は今回が59回

国内外の馬獣医師や関係者が集まります

メイン会場は最大で7000人ほどが収容できるそう





今年は獣医師3500人、そして学生やオーナー、そのほか業者や関係者を含めると6500人ほどが会場を訪れたそうです

初日の特別講演ではこの方が演台に立ちました


ナチュラルホースマンシップで著名な

Buck Brannaman(バック・ブラナマン)氏


映画「モンタナの風に抱かれて」のモデルになった方です

まずはじめにBuck氏が言いました

「この中で馬の治療中にケガをした方はいますか?」

聴衆のほとんど(私も含め)の手が上がりました

「馬の獣医師は危険な仕事です。頭部や肢部に触れることが危険な状況にあるからです」

「オーナーの方たちは獣医師や装蹄師がいつも危険な状況に置かれて仕事をしていることにお気づきでしょうか」

「獣医師や装蹄師を危険な状況におかないよう馬をトレーニングするべきなんです」

「ただ普段通りのことができるだけでなく、意図しないような出来事が起きたときにも落ち着いていられるよう、馬を慣らせるのです」



こんなことを言ってくれる人はこれまでに出会ったことはありません

獣医師も、オーナー達も静かに彼の言葉に耳を傾けていました



「馬も人も目指すところは同じ。"Peace(安らぎ)"です」

「何か食べたり飲んだりしている時に他人に邪魔されたくないでしょう?それは馬も同じなのです」

「馬はオーナーの心を写す鏡。彼らは貴方を見ているんですよ」

「彼らが気にするのは人が自分をどう扱うかということだけ。先入観も何もないんです」




Buck氏は幼少期、肉親から虐待を受けたりしたこともあったそう

親から離れて暮らし、引き取り先が牧場だったことで彼は馬と心を通わせるようになります

時折、馬との思い出に涙を浮かべて話していました

話術も巧みで、これも馬が惹きつけられる彼の持ち味なのかなと思いました

最後はスタンディングオベーション

学会は初日からすっかり興奮モードで始まりました

5日間は朝7時~夜6時までびっちり講演

会場もいろいろなので数分間で興味ある演題の部屋へ走って移動

大変興味深い発表もあり、お腹いっぱいになりました



また後日つづきを書きたいと思います





風邪が治らないんだよねーーー




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